塗装時のメッシュシートについて

 塗装工事で着工するとき、大事になってくるのが作業現場の下準備として足場の組み立てとメッシュシート張りです。
塗装の質を高めるためにもこのメッシュシートの下準備は重要です。
メッシュシートの張り方で塗装業者の質なども見えてきます。
足場やメッシュシートは職人の足元を支える大事なものです。

 メッシュシートの役割としては「職人の落下防止」「塗料の飛散防止」といったことです。
あまりにも隣家との境界線の距離が近かったり、許可が問題なく降りれば、メッシュシートは塗装を行なう家の外回りすべてに行なうということが基本となってきます。
 中にはメッシュシートを一部のみに張る、形はいいが薄くて目の粗いシートを張る、などといった安全性に留意していないと思えることをしている塗装業者も残念なことに存在しています。
 またメッシュシートが足りずに、ブルーシートを代用してしまっている業者もいます。

 不安定な状態でメッシュシートが張られていたら、その中で作業を行い、万が一何かの事故が起こった場合、被害を被るのは誰でしょうか?
一番の被害者はもちろん依頼主である「施主」です。
職人はプロです。なので本来の力を十分に発揮できればよい仕上がりになります。
 しかしこういうプロの職人でも、不安定な環境の中では、誤って落下したり、塗装に誤りがあったりした場合、施工後に一番の被害者となるのは施主です。
 いい仕事ができる業者は近所の目のつくところ、メッシュシートの張り方から違いが出てきます。