モルタル外壁のメリットとデメリット

モルタル外壁はセメント・砂・水を混ぜ合わせたもので、サイディングボードがでてくるまでは外壁の主流はモルタルでした。
モルタル外壁のメリットは、サイディングのように継ぎ目がないため見た目も美しく、デザインの自由度が高いという点があげられます。また左官仕上げは風合いや質感を出すことができますから温かみがあるのも特徴となっています。
また金属製の外壁は温度が上昇しやすく室内の温度もあがりやすいというデメリットがありますが、モルタル外壁は温度が上昇することもありませんし遮熱塗料を塗ることで冷房にかかる費用を節約することができます。
そのほかにも、モルタル外壁は不燃性の材料でできていますから、高熱や炎にさらされてもすぐに燃えることもありませんし、有毒ガスを発生することもありません。
一方最終的に左官仕上げやローラー仕上げなどを行うため職人の技術が必要ですし、出来上がりの品質にはばらつきがでるおそれもあります。
またモルタルは防水性が高くはありませんから、ひび割れやはがれが生じやすく雨水がしみこんで建物の寿命を縮める原因となってしまいます。
そのほかにも表面に凸凹があるモルタル外壁は汚れが目立ちやすく計画的にメンテナンスを行う必要があります。