サイディングの工法には2種類あります

実はサイディングを張る工法には2種類が存在します。2000年4月に品確法における外壁標準工法として、外壁通気工法が取り入れられるようになりました。これは柱と外壁材の間に隙間を作るというものです。それまでの家屋は直張り工法が一般的でしたが、建物が高気密高断熱となることで不都合が生じるようになりました。室内に発生した湿気が壁紙を通貨して、内部結露するようになったのです。内部結露すると壁の裏側や壁の中の断熱材にカビが発生するようになり、そのリフォームに多額の費用が必要となります。

サイディング張替え

そこで柱と外壁材の間に一定の隙間を空けることにより、室内で発生した湿気を外に逃がせる工法が推奨されるようになりました。どちらの工法になっているかによっても、選ぶべき塗料は変わります。自分で確認する方法としては、柱とサイディングボードとの隙間にカギ状の棒を差し込んで裏側に入り込むかどうかチェックするなどがあります。